トップページ » 店長のひとりごと » 使えなくなったお花

使えなくなったお花

DSCF0524.jpg
この梅雨の時期は空気が湿っているのでお花の調子がいまひとつよくありません。

 生産者から箱詰めされて送られてくる途中で蒸れてしまい、カビが発生したり病気になって花弁が痛んだりして使い物にならなくなってしまうことがあります。


 うちは問屋さんから仕入れするのでそんな場合は引き取ってもらうことにしていますが、それでも悪い状態を見つけられなくて仕入れのあとから悪いことがわかることもあります。


 本当にどうしようもなくて仕方ないときは「ゴメンナサイ」と心の中で祈りながら捨ててしまいますが、少し状態が悪いだけなら捨てずに家使いで家に飾ったりお墓に持って行ったりします。


 それとお花を扱っているときに、お花の頭だけがポロリと折れてしまうことがあります。バラやカーネーション、トルコギキョウなんかはちょっと当たったりするだけで頭だけが折れます。

 こんな頭だけになったお花は花束や普通のアレンジメントには使えません。コサージやブーケにするためにワイヤリングといってお花の首元にワイヤーをかけるときは頭だけにするのですが、そんなにタイミング良くコサージやブーケの注文もありませんし・・・


 そんなときも捨てずにフローラルフォームに頭だけのお花を挿しておいて、アレンジメントの裾隠しや表面を埋めるようなアレンジを作るときに使います。(もちろんこれはサービスとして価格には乗りません)


 捨てるのがもったいないんじゃなく、お花を捨てることがイヤなんです。せっかくお花として生まれてきたんだから、なんとか生かしてあげたいのです。活けて帰ってきたお花も悪いところだけ切り取って店に活けて飾っています。


 できるだけ捨てることにならないように面倒でも仕入れも少量ずつこまめにやってます。3日以内にお客さんのところへ行けるように。おかげでロスはあまりありません。(商売的に言うと少量買いしてるので他の花屋さんより高い仕入れなのでロスを出していてはダメなんです・・・)


 本当はたくさん一度に仕入れしたほうが、安く買えるし、何回も仕入れしないですむし、水揚げも一回ですむし・・・・なんですが・・・大量に仕入れると当然ロスが発生したり、古いお花を売ることになります。それはうちとしては避けたいことです。


 でもそんなわけでうちのお花はよくもつと言われます。本当にありがたいお言葉です。


 ただお店にいつもお花がいっぱいということにはなりにくく、売り切れ状態のときもあります。お客さんにはご迷惑をかけるときもありますが、うちのことをわかっていてくれるお客さんが多いので、予約してくれたり、少ないなかで我慢して選んでくれたりします。これも本当にありがたいことです。


 そんな風に僕のわがままなやり方を許してくれるお客さん方、本当にありがとうございます。

いただいたご質問・ご感想

ご質問・ご感想はこちらからお寄せください




保存しますか?