RIT/リー・リトナー

前にも書いたかもしれませんが、学生から社会に出た頃にフュージョンに嵌った時期がありました。
フュージョンっていう意識はなくて、どちらかと言うとインストロメンタルっていう感じで聴いてました。
洋楽ではボブ・ジェームスやアール・クルー、スパイロジャイラやメゾフォルテ、クルセイダースやパット・メセニー、ハープ・アルパートにトゥーツ・シールマンス。邦楽ではカシオペアやナベサダ。フュージョンというくくりに入るのかどうかというものもありますが・・・
ちょうど学生のときに流行っていたAORから、もう少し大人っぽい感じに移行したい気持ちもあって、この辺に居場所を探していたのかもしれません。
音楽業界もそんな風になっていて、ジャズの人もフュージョンやりだしたり、挑戦したりしてましたね。フレディ・ハバードの「ミストラル」というアルバムはそういった感じでジャズ界からは酷評されてたみたいでしたが、スタンリー・クラークなんかも参加していて、僕は好きでした。
そんな中、カシオペアのアルバムにも参加していたリー・リトナーのアルバム「RIT」です。プロデュースはリー自身とハービー・メーソンとデビット・フォスター、参加ミュージシャンにはTOTOのデヴィッド・ハンゲイトとジェフ・ポーカロなんかも参加しています。ヴォーカルには前作にも参加していたビル・チャンプリンと新人のエリック・タッグが抜擢されてます。
フュージョン界のほうから逆にAORのほうへ近づいてきた感じのアルバムで、結局この頃はみんながごっちゃになっていて、それこそフュージョンしてたんですね~。
フュージョンにヴォーカルを迎え入れるというのはこの頃盛んで、クルセイダースにランディー・クロフォードの「ストリート・ライフ」。クローヴァー・ワシントンJRにビル・ウィザースの「ジャスト・トゥー・オヴ・アス」なんかが話題になりました。
そしてこのアルバムからは「イズ・イット・ユー」がかなりAORしてます。
ミクスチャーが死語となりつつある今では当たり前の相互乗り入れですが、この頃はいろんなミュージシャンのからみがあって面白かったですね~。
まあ自分にとっては気持ちいい音楽が聴ければ何でもいいんですが・・・ちょっと安易ですか?